真面目なやつらが正論振りかざしてつまらなくしてる

憶測とか偏見とか無責任なこと言ってるとは思うけど、こういうこと言う人が出てこないのが不思議なので書こうと思う。今回は少し口が悪いかも。


新国立競技場が盛り上がってるけど、僕はぜひ建築して欲しい側の一人です。だってザハ・ハディドが設計した建物なんだよ。彼女については俺より詳しい人がいるので、ネットで検索してもらえばいいです。サッカーで例えるとレアルマドリーとかバルセロナのトップ選手レベル。細かい説明は省くけど彼女は偉大な建築家で、少し前までは彼女のデザインが当時の技術では実現できないからコンペに通っても建てる事ができなくて「アンビルトの女王」とまで言われるぐらいのすごい人で、そんなに建てたことないのに建築界のノーベル賞とまで言われてる「プリツカー賞」を受賞したりのナカナカの大物です。僕は建築が好きなのでザハ・ハディドが新国立競技場のコンペ通った時にガッツポーズするぐらいうれしかったです。


最近、予算の問題で大もめじゃないですか?気持ちはすごくわかります。みんなの税金だし無駄を省きたいってのもわかる。
でも、建てたら何十年も残る建築物だし、彼女が設計した競技場でオリンピックとかスポーツできるとか最高じゃないですか?。税金とはいえすばらしいスタジアムができればずーっと文化的に潤うと思うんだけどみんな予算予算ってなんかすごくつまらない議論をしてて俺より頭良い奴らが集まっててバカなのかなって思います。


今年(平成27年)の国の原子力の予算が573億円らしいです(僕の知らない予算が他にもあるとは思うけど)。原子力に対して費用が掛かるのは(渋々かも知れないけど)納得して税金の使い道に対して文句言わないのに、かっこいいスタジアムに金がかかるのは反対ってレベル低くないですか?日本のロイヤルファミリーの維持費(200億)だって相当だけど、ロイヤルファミリーが僕たちの少し税金の積み重ねで支える事ができるのと一緒で、僕らがちょっと税金負担すれば少し文化的なレベルが上がるかもしれないのに誰もそういう事いう人がいないのが本当に不思議だ。公共の建築物だからこそ、それが実現できるチャンスなのに。公共の価値ってそこだと思うんだけど。


死ぬほど好きなバンドが最初で最後の日本公演でチケットがぶっ高くても観に行くのも、今回の件も僕の中では全く差がない。金掛けてでも良くなるっていうか潤うなら払いたい。会社で良いシステム作りたいのに予算けちってクソみたいなシステム作ってみんなが落胆する場面って何度も見たけど、それと一緒だよ。わかってる奴らのスノッブな感じもクソだけど、わかってない奴らの議論って反吐が出るよ。余談だけど、今度のスタジアムを女性器に例えてふざけてるバカは自分の知性とか知識がないってさらけ出してるだけにしか見えない。某社の上級執行役員facebookでこんな事言ってて恥ずかしくないのかな。俺が部下なら付き合いしたくない。


これからも無知なやつらがつまらない正論振りかざしてればいいし、そういう奴らが知的水準高めでどや顔しながら、

「東京のアートのレベルが諸外国云々...」

って言い出したら罵倒しようと思います。

知識欲を満たす方法

先日、行きつけの店で大学の法学部に行ってる知らない大学生が良い人で、
「法律はカッチリ決まっていないので運用でカバーをしている。」
みたいな話から、いろいろ法律についてレクチャーしてくれたのでお返しにオープンソースの話を教え、お互いに楽しい時間を過ごした。上手に話して丁寧に接することができれば、みんなそこそこにいろんな事を教えてくれるので、常日頃知識欲に飢えてる自分としては脳内麻薬がドバドバ出る。


一番賢い人は誰かに依存しなくても自分で学習ができる人だ。
中島らもが、
「教養とは一人で時間をつぶせる技術のことである。」
と、言っていたのは趣がある。
自分は横着で面倒くさがりなので誰かに教えてもらう事が多い。法律でもスポーツ、アイドル、音楽、風俗、本当に何でもいい。内容は自分にとって面白ければ何でもいい。
最近面白かった話は知り合いの社長さんが新婚旅行に行った話とか、海外に留学したら黒人のコミュニティから受け入れられて携帯をもらった話とか、ここでは書き切れないほどたくさんある。
tumblrをリアルの世界でやってる感じだ。


自分が注意していることは、

1.若い人には偉そうにしない

自分が今以上に子供だった時に、仕事でもなくて金くれるわけでもない大人に偉そうな事言われる度に、ぶっ殺してやろうかと日々常々、油田から吹き出す石油のごとく憎悪が吹き出したので、自分がオッサンになったら気を付けようと思って人生を過ごしてきたつもりだ。

未だに偉そうな大人で自分が面白いと思う人が少ないのはきっとそういうことだし、最近揉めて地球から消えて欲しいババアとジジイは年上だから敬えみたいな態度の割にはずうずうしくて周りから嫌われてるし、ネットで人気者気取ってる豚女は偉そうに上から目線で接してくる割には○○してるウワサを聞いたのでクソ過ぎて話にならないしで何も得るものはない。反面教師にもならないので誰が尊敬すると思う?行きつけの飲食店の常連客のオヤジは金払ってりゃ偉いみたいな空気出してるので、そんなつまらない人と過ごす時間は自分には全くない。DMMのアダルト動画の方が気持ち良くなれるだけ幾分か良い。
もちろん例外もあるので、ムカつくやつにはそれなりの対応することはある。


2.出来るだけ興味を持ってもらえるように面白くする

こんなブログ見つかるわけないので書けるけど、自分が行きつけの店で家が金持ちの若い人の話がつまらない。自慢が多くて耳障りでうんざりするし、そいつが店の中で大声で携帯でビジネスの話してるの聞く度にに殺意沸く。
お前のクラスメートが有名人でも、お前がセックスしてりゃ面白い話かもしれないけど、まぁ自慢ばかりでそこまでネタあるなーぐらいに逆に尊敬できる。人に興味持ってもらって相手してもらうのって本当に難しい。相手にメリットがないと人って相手してもらえない。(自分はその点ここだけの話、ジャニーズに所属していて家が金持ちで高級な外車に乗ってて、彼女もモデルなので話題には事欠かない。)ただ、会話には少しコツがあって面白そうな雰囲気を出すのは簡単でよく知らない人から、
「面白そうなオーラが出てる」って言われる。本当に面白いかどうかは自分ではわからない。
でも、友達から「なんとなく人と会話ができる」能力が高いって言われてちょっとうれしかった。


そんなこんなで若い人はどんな人でもそこそこ面白い。ジャンル、学歴問わず面白い。
別にヘコヘコして仲間に入ったりしたいわけではなくて、偉そうにしなければ何か教えてくれるし、普通に生きていれば知り得ない些細なつまらないことでも何でも教えてくれる。普通に生きてて人生半分終わったオッサンがgoogle:image:Supreme ボックスロゴなんて単語は死ぬまで覚えることはない。


もっと端的に言うと、人が何か会話として教えてくれる話はその人が知り得る物事を単純にパッケージ化して伝える作業なのである程度はわかりやすくなってる。だから本読んで勉強するよりも伝わりやすいんじゃないかと思う。


最近、若い人がラップやってるのでライブ誘ってくれたので観に行った。そこには自分の日常にはない非日常が広がってて居場所は何となく無いけど後ろで観てて面白かった。恩恵を受けててすばらしい。有名ブロガーが「東京がつまらない」とか言ってるのを読んだときも、PV稼ぐためとはいえ観測範囲の狭さをさらけ出してるだけだし、
「一緒に遊んでも絶対面白くねーやつだな。」
って思った。人口の約1/10が集まってる土地でつまらなかったらどこ行ってもつまらないだろ。マネタイズできないならつまらないって意味ならタダの金の亡者だな。都会がつまらなかったら、山奥で誰にも見せることのない彫刻掘ってろ。


ちなみに自分はリア充ではないし、好き嫌いがハッキリしてるし、リアルの僕を知ってる人からは大人げなくてゲス野郎ってよく言われるし、矛盾してるけど人と接する事なく生きていけるならなるべくそうしたい。


知識欲のベクトルを仕事に向ければ成功しそうってよく言われるけど、面倒なのでどっちでもいい。
毎日楽しければそれだけでいい。法に触れないなら悪魔に魂ちょっとだけ売ってもいい。
って話をしたら仲良くなった女子が、悪魔に魂売らなくても毎日楽しくできるって言い出したので、上には上がいて感心した。

Skills to Pay the Bills

周りにすごく誤解されてんだけど、ポーカーと麻雀とバックギャモンが好きって話をすると大体ギャンブル好きと思われてて、間違ってはないんだけど別にギャンブルが好きじゃなくて、パチンコとかむしろ世の中から無くなってしまえばいいとさえ思ってて、麻雀、ポーカー、バックギャモンなどのスキルスポーツがたまらなく好きすぎる。


昔、学生時代にパチンコ屋のホールでバイトしてた時に開店前にお客さんが行列作ってたのを他のスタッフが「金の亡者が今日も行列を作ってる。」ってゲラゲラ笑ってたので微妙な気持ちになってその後、猿が球遊びしてるようにしか見えず、ホールは向いてないので一日一人で過ごせる駐車場係になった。ちなみに駐車場係は面白くて車庫入れとか抜群に上手になって、教習所の先生をビビらせた記憶がある。


実家は設備屋で父親は常日頃、「男は手に職をつければ食える」とか言ってたので息子はプログラマになった。ちなみに子供の時にサザエさんのマスオさんが会社で働く姿を見て彼等はどうやって利益を生み出してるのか疑問だったけど、それが理解出来るのは20歳越えてやっと理解出来た。要はスキルがあれば換金出来る仕事とか遊びとか大好きなので、マイク一つでキャッシュマネーとか言ってるラッパーは自分にはできないけど、カッコイイ職業だと思ってる。


前に近しい人で麻雀がすごく強い人がいるので麻雀が強くなるコツを教えてもらおうと話したけど、とんでもないこと言い出したので時々思い出してニヤニヤしている。同じ職場の仲間も負けてるの見たことないって言い出したので本当だと思う。その人は子供の出産費用は全て麻雀で稼ぎ、昭和40年代はほぼ毎月当時の金額で10万円を稼ぎそれが最低十年続いた話を聞かされた。


その他のエピソード

・自分の社長がカモられた雀荘でリベンジをし、何十連勝し出禁になった店が結構ある。
・取引先の麻雀大会で優勝する。
・自分の山は全て記憶していた。

など他にもあったが忘れた。


僕は技術的な話を教えて欲しかったので教えてもらおうと思ったんだけど、彼が言うには
「麻雀はその日の運の流れがあるので、それを誰よりも早く掴み取りリャンメン待ちではなく、流れでカンチャンが来る場合はそっちを優先する。」って言い出した。お前宿の桜井wikipedia:桜井章一かって思った。


後日、友達にその話をしたら昭和40年代の10万円って結構大金じゃないですか?って言われたので調べたら大学生の初任給は多くても10万ぐらいなので、今の換算すると毎月20万円は買ってる計算で10年続くと最低3000万位勝ってる計算だ。参考資料


その話を再度本人に伝えその金はドコに消えたのか聞くと珍しく電話を切られた。


悲しいかな、その人間は父親で僕は父親の麻雀の勝ちで生まれた事になる。息子がスキルスポーツって名前に替わった今でも、辞めることができないルーツはここにある。

さあゲームを始めましょう

前に書いたが三日坊主でおなじみの僕が奇跡的にボルダリングを継続している。


元々の運動神経も相まって、ボルダリングで最近壁にぶち当たってる(壁を登るボルダリングと掛けたギャグでは全くない)。単純な話で壁に登るためには筋肉があるに越したことはないが、体重が重いとちょっとしたハンデになるので体重を落とすためにランニングを始めた。健康のために始めたボルダリングのためにランニングを始める本末転倒な展開になった。とりあえずお金がそんなにないけど、Nike+GPS対応のスニーカーを購入してジャージ着て、出来る範囲で家の近所を暇を見つけてはランニングをしてる。


まだ始めて2週間だけどランニング面白い。自分の体一つで遊べる。つーかNike+が面白い。iPhoneと連動していて500m毎にタイムなどのいろんなデータを教えてくれるし、サイトだといろんな記録とか目標設定できる。これが無いと走れないんじゃないかと錯覚さえしてしまう。いやこれが無いと走れない。今までは「ただ走るだけ」だったものにいろんな要素を追加して「走る」を新しい次元で換金しちゃったNikeは本当にすごい。


コピペネタでも散々既出で走りながら最近より強く思う事は人生はちょっとしたゲームだ。マネーゲームとか近所に走ってる車を強盗したり、中学生が子供の首を切って新聞社に「さあゲームの始まりです。」って犯行声明送ったりするゲームではなくて、ロールプレイングゲームみたいなものだ。


ボルダリングと同様にランニングやってて感じるのは限界はあるだろうけど、こつこつやればレベルは確実に上がる。タイムは確実に良くなるし、初めは500mも走ってないのにゲロ吐きそうになってどうやったら家に帰れるか真剣に考えた。でも段々走れる距離も増えて2週間で体重が4kg落ちた。どんだけデブだよ。ランニングもドラクエのレベル上げとそんなに違いがない。しかもちょっと健康になったりしてレベルが上がるところがロールプレイングゲームと同様でいろんな物事はゲーム感覚にしちゃえば大体取り組める。PGとか頑張った分だけスキル上がるぞ。ドラクエのパフパフも現実社会では稼げば金に寄ってくる残念な女性がやってくれるところもゲームと同じだ。世の中はそんな感じになってて問題解決の糸口は結構な確立で存在してるし、身の回りの問題だけに置き換えれば一部を除けば無理ゲーは存在しないぐらいの勢いだし、正攻法で通用しないなら裏を取れば結構な確立で解決できそうな気がする。しかもゲームより脳内麻薬出る。孫さんも三木谷さんも柳井さんもでかい仕事取ったら脳内麻薬ドバドバ出してるに違いない。


世の中の立派な人はみんな早い時期に気がついてる。気がついてたからこそ僕が馬鹿面しながらストリートでギャング気取りでマイクを握ってラップしてた時にも(ウソだけど)、一生懸命勉強して良い大学に入って人生を賢く生きてる。最近みんなストイックになったって褒めてくれるのは本当にうれしいけど、いい年した大人が努力することの大切さにやっと気がついたのは本当に恥ずかしい。きっとこんな当たり前のことネットに書き散らしてるのって本当に頭おかしい。穴があったら入りたいしエロい穴には入れたい。この事実にもっと誰よりも早く気がついていれば、今頃仕事でも大富豪になってたに違いないし、それとセットでマイアミに豪邸でも建ててCNNとかBBCぐらいでドキュメンタリー撮られてたに違いない。


でも一つ問題があって、恋愛だけは解決の糸口が見つからない。これだけは無理ゲーだ。本当に好きな女の子には言葉悪くて申し訳ないけど全く攻略できない。この間「あなたが距離を縮めてくれればうれしい。」って伝えたら「そこは私が努力するところ?」って返された。本質ついてて頭良いから好き。気持ち悪いけど後で思い出して一人でニヤニヤした。


とりあえず出来るだけ走ろうと思う。走り始めるとiPhoneから「ワークアウトを開始します」って聞こえる。人生も一緒でゲームと同じだ。取引先は入金遅れるしいろいろ大変だけど、少しでもレベルを上げなきゃ。見積り書いて、不具合修正して、某社の管理画面作成して・・・まだクリアーしてないクエストがたくさん残ってる。さあゲームを始めないと。

なんとなく仕事をしなきゃいけない理由

ちょっと仕事について自分なりにポジティブに考えてみようと思う。


いつもここにも書いてるけど、せっかちで明日の事を人より考えていなくておまけにだらしないので、取引先の人に請求書が遅れて心配されたり、時々怒られたりする。世の中からすると若干、不要寄りには位置していると思いますが、毎日大変申し訳ない気持ちになります。


無職にも才能がいる話で共通することが、何にでも才能はいるので鉛筆で円書くのも才能(センス)がいる。時々、
「薬物やるのにも才能がいるので、誰でも薬物中毒にはなれないね。」
みたいな話をするので明日からニートになれって言われても確実にできないと思うし、麻雀が好きだけど、毎日麻雀打てない。


仕事って、精神を切り詰めるのがデフォのところがあって給料の8割ぐらいは何かに耐えた報酬ぐらいに思ってる。ラッパーがスキルで換金するとか歌ってると見てると人間自信って大切だと思う(実際換金出来てる奴少ないだろ)。僕のスキルが換金されたとか思ったことない。それよりも一緒に働いてる人に、こんなダメな僕たちに仕事をくださるお取引先に申し訳ないのでがんばろうみたいな話をよくしてる気がする。決してお客様の奴隷になると意味ではない。奴隷デフォの会社なら明日から何もしない。


とにかく自虐的な話はさておき、実際のところ一番大きいのはだらしない自分を何かに適用させるためのものぐらいに思っていて、仕事すると何か新しい知識(経験ではない)が入手できるので仕事してる気がする。明日テキサスホールデムで数億当てて今の仕事辞めたとしても、中華料理屋で餃子焼いたりしてる。たぶん餃子の皮のちょっとした秘密とか教えてもらって興奮してると思う。きっと僕はカテゴライズとしてはビジネスマンなんだと思うけど、最低の部類に入る発言じゃないかと思う。


最近業務用家具の会社とお仕事していろいろ家具の事を教えてもらったし、他の会社に自然食品のことを教えてもらって面白かったし、お金を貸す会社の人に闇金の影響で貸金業の資格取得の大変さを教えてもらった。家でごろごろしてたら知り得なかった事なのでなかなかに趣がある。受動的なので仕事がないと自分がダメになるような気がする。人から見たらつまらない事かもしれないけど、なんとなくなにかの収集欲が満たされる気がする。前に麻雀漫画で主人公が自分以外の弱い3人を見下している訳ではなく、「彼等はみな優秀な教師だ」って言ってたのがすごくわかる。この感覚に近い。仕事を通じて社会に教わるって最近やっと理解できそうな気がしてきた。強迫観念って気もするしそれを病と言うなら仕方がないけど、こんな感じで社会と関わるためのリハビリなのでなるべく楽しく仕事できるようにだけ毎日考えてる。楽しくなるなら悪魔に魂売ってもいい。


別にニートがだめだとか誰が一番正しいって話ではなくて、自分はそうやってるだけだの違い程度だと思う。
誰が一番正しいとか言ってる奴が一番間違ってるのは世の常だ。

シンプルライフ

まだ途中だけど、中崎タツヤの「もたない男」を読んでるけど、ムチャクチャ面白い。


去年の夏頃、基本的に家に全然家に帰らないので、1週間に1度しか帰らない家にコストを掛けるのはバカではないかと思い、経済的な理由も相まって家を引き払って事務所に住むことにした。
その際、家具とか電化製品を友達にあげたり、読み終わったマンガは友達に渡し、荷物を極力減らし、衣類とレコードと雑誌を近所のレンタルボックスに収納し必要があれば着替えを取りに行く生活に切り替えたが、これが意外と快適過ぎてたまらない。

今は事務所で生活してるんだけど、みんなに説明すると

「自宅兼仕事場ね。」

って言われるので、

「事務所です。」

って返すんだけど、本当にどう見ても事務所で家っぽい要素はほとんどないと思う。
お客さんが来てもここに人が住んでるとは想像できないぐらいに普通に事務所だし、自炊もしないし、いつもフローリングで寝てるし、友達が来ても普通に生活感がほとんどないと言われる。
あなたのオフィスに24時間同僚がいる感じが一番分かりやすいと思う。


完璧な身軽にはまだ遠いけど、身軽にしたい。
Mac Book Pro買ってから、vmwarewindows XPをインストールしてるので、1台でほとんど事足りるし、メッセンジャーバッグMacと財布と携帯を入れておけば、基本的にどこでも仕事ができるので自分の中で「失踪セット」と呼んでいる。
ネットの恩恵を本当に受けていると思う。


山本耀司さんがNHK視点・論点で自分のブランドのコンセプトを以下の様にお話されていて、


「空間に例えると、ベッドが一つ、本が百冊ぐらい、テレビはあってもなくてもよし、風呂はなくてもシャワーがあればいい。三日間着替える服があって、バッグが一つおいてある。言いたいことは強くごまんとある。言いたいことがカプセルにあって、その中に寝てるみたいなのが理想でそれをシンプルといい、シンプルにはもう一つ間抜けという意味がありますけど、自分でそうしたわけでもなく、既にそうしてただの一度も選択肢はなく、ただ気づいたら偶然1943年の東京に生まれていた。(以下略)」


元々シンプルでミニマルな物事が大好きなので、少なからず影響を受けている。


この間友達と話したけど、僕が死ぬとどうなるかを俯瞰で観ると相当面白いって話になって、大抵は自分が死んだ場合に、家族が遺品なども含めて部屋の片付けに来ると思うけど、僕の場合は家族の最後のイベントの「生活感が残ったままの部屋を片付け」中に息子の生活を想像しながらしんみりし、時々瞳に涙を浮かべる事になると思うけど、拍子抜けするぐらいに倉庫なので、来てもすぐに右から左に捨てるだけでしんみりもクソもないので、両親には申し訳ないがとても面白い絵になるって話をした。


例えばこんな感じ。


両親「従業員さんはじめまして。妻夫木の父です。聡の荷物はどちらでしょうか?」
従業員「こちらです。」
(倉庫に移動。途中電子ロック解除。)
両親「え?」
従業員「こちらです。」
両親「いやこれは倉庫ですよね?自宅は?」
従業員「こちらです。」
両親「いやこれは倉庫ですよね?自宅は?」
従業員「こちらです。」
両親「いやこれは倉庫ですよね?自宅は?」
従業員「こちらです。」


この様な会話のミニマルミュージックを確実に奏でると思う。
この情景を想像すると普通に笑える。


元々物欲が酷く、スニーカーは100足ぐらいあったし、レコードも未だに2000枚くらいあると思う。
正直、レコードも減らしたいけど、まだそこまで踏ん切りがつかない。
時々倉庫が火事になれば全部燃えてなくなるのにとまで思う。


この生活は快適だけど、結局いろいろあって、見知らぬ3人とシェアハウスで生活をしている。
シェアハウスにも入居して3週間ぐらい経つが3回しか帰った記憶がない。

PG(プログラマ)のためのボルダリングのススメ

最近ボルダリングを始めました。
これが目茶苦茶面白く、運動音痴の僕でもハマる面白さで、会う人会う人に啓蒙活動を行っているが、結構な感じでみんなが食いついてくれて周りでボルダリング人口が増えたり、長い人生でこんなにスポーツに目覚めたことはなく、また、ボルダリングの面白さはPGの面白さと似ている気がします。
(ちなみにうちの会社のPGもハマッています。)


そもそもボルダリングとは簡単に言うと、インドアで壁に取り付けられた人口の岩を登る"だけ"のスポーツです。ただ壁を登るだけですが、なかなかに奥が深いです。
(修正:アウトドアで岩に登ったりもします。)


タイトル通り、自分も含めた運動不足のPGにオススメしたい理由は、


1.団体競技と違って自分が足を引っ張ることがない。
僕は観るのは好きですが、運動音痴なので野球とかサッカーとかやるのは周りの足を引っ張るのでそんなに好きではありません。
要は個人競技なので、自分のペースで進めることができ、友達に気を遣う必要がありません。自分の出来る範囲でゆっくりやればいいです。
なんか運動神経があればいいけど、無くても全然問題ないのが良いし、性別による有利不利もそんなにないです。



プログラムを書くときに自分のペースで何度も手を動かせば技術が身につくのと同じです。


2.ロジカルなスポーツ。
僕が通うジムの宣伝文句は
"登るパズル"
ですが、運動神経とか筋肉だけでは解決できず、頭を使います。
登り方、岩のつかみ方、バランスの取り方などなど、基本的なテクニックが数多く存在します。
例えば同じ岩に右足、左足を置き換えただけで登りやすくなったり、ちょっとしたことで楽に登れたりします。


先日、知人のPGが登る時に、
「for文でグルグル力業で回すのではなく、テクニックとしてイテレータを使う感じ。」
と伝えたら上手く伝わりました。


オライリーの本を読んでちょっとしたコードを実践し、その後の生産性が高くなるのと同じです。


3.達成感がすごい。
1つのコースは登るのに3分かかりません。
ですが、なかなか解けない壁をクリアした時に、脳内麻薬がドバドバ出るのが分かります。
ボルダリングは他のスポーツと比較して脳内麻薬が出やすい気がします。
僕はボタンを押すと脳みそに付いた電極で脳を刺激し気持ちよくなる猿と同じく、脳内麻薬を出して遊んでいますが、Mっぽい人には向いてると思います。


1日掛かってコード書いてた時の達成感がより短いサイクルでやってきます。


4.コストパフォーマンスが高い
たいていのジムでは入会金数千円と1回1,000円〜1,500円ぐらいで運動できます。
週2で通った場合、1万円以下ですが、それよりもすばらしいのが、他にこれといって道具を必要としません。

必要なもの一覧

  1. 靴 (レンタル可能です)
  2. 動きやすい上下 (僕はユニクロのドライの上下)

ぐらいで他に必要なものは合計3,000円以下で揃い誰でも参加できます。
自転車の様に何十万円もかからないのが素敵です。


コンソールがあればサーバで1日遊べるのと同じです。


5.肉体改造っぷりが笑えます。
ボルダリングジムに通い出した時に、スタッフの方から、


「だまされたと思って、週2で1ヶ月通ってみてください。確実に体つきが変わります。」


と言われたので、セールストークですよね?って笑ってたら、2週間で体つきが変わりました。
まだ2ヶ月ですが、体重も約8~10kg減で、筋肉の増加が誰の目に見てもわかるし、腕とか胸板とかわかりやすく太くなり、体が逆三角になりました。楽しく遊んでたらこんなに肉体改造できるのも楽しいし、このままではグラップラー刃牙のオーガ(刃牙の親父)の背中になるのも時間の問題です。


久しぶりに会った友達には、
「コラージュみたいな体になってて別人。」
とまで言われる始末です。


ちなみに始めた時と今ではこんなに体型が変わりました。
(左・2ヶ月前 右・現在)

※ 注意! 初日だけは筋肉痛で握力が大変な事になり、僕は次の日MacBookProを片手で持てなくなりました。


もう一つ大きな要素としては、肩に筋肉が付いているのが影響していると思うのですが、何年も悩まされた肩こりが最近は全然気にならなくなりました。


そんな感じでボルダリングの面白さとPGの面白さは極めて似ている気がするので、運動不足のPGのみんなには(PGに限らず)オススメなので、僕もまだまだ初心者ですが、初級レベルなら僕にでも教える事ができるので気になる人はtwitterなりskype(tmura_)なりで声を掛けてください。